学校長挨拶
熊本信愛女学院は1900年にフランスに本部を置く、ショファイユの幼きイエズス修道会のフランス人シスターであるメール・フランソワズ・デュ・ボルジアにより設立されました。そして、戦後の教育改革で熊本信愛女学院中学・高等学校となり、120年以上の歴史を持つ、伝統ある女子校です。校名の「信愛」は、建学の精神である“信仰”と“愛”とを基調とした人格の形成を目指す学校であることを表現したものです。また、本校理想の女性として描く「聖(きよ)く 明るく 美しく」という校訓のもと生徒・教職員が一丸となって、生徒の全人格的開発を目指して日々教育活動を行っています。さて、社会のグローバル化が叫ばれて久しくなりますが、中学・高等学校の6年間はこれまでと現在の自分を客観的に見つめ直し、これからの自分の在るべき姿や希望に満ちた将来を描き出す大切な時期でもあります。規則正しく効果的な学習習慣をしっかり身につけるとともに、多彩な学校行事やボランティア活 動を通して豊かな人間性と協調性とを身につけるように。さらに、他者の痛みや苦しみを理解し、弱者に対する思いやりと慈しみの心を育んで欲しいと思います。
学校長 山田 和徳