9/20(金)、特進選抜コース1年生は九州大学伊都キャンパスを訪問しました。
まず、理学部の常設展示を見学しました。生物学科熱田講師と地球惑星科学科清川准教授に、研究について、詳しく説明していただきました。
生徒たちは、高校の授業では触れることのできない専門的な研究の話に、とても心を惹かれていました。
生物学科では、緑色に光るクラゲのタンパク質をニワトリ胚へ導入するという実験や有精卵に墨汁を入れて観察すると、ヒヨコの胚の様子を観察できること、四肢前駆細胞のことなどを学びました。特に、この細胞が再生医療につながるというお話が嬉しかったです。あれ以来、蛇に脚が生えるとどのような動きをするのかと考えてしまいます。(生徒の感想より)
私は、「地球の不思議は、生き物がいること。生き物が一番地球の環境を知っている。」というお話が印象的でした。地球惑星科学科は、宇宙、地球、気象、地層、化石など、とても幅広いことを扱う学問だと伺いました。私は地球がどのようにしてできたのか、様々な物の声を聞いてみたくなりました。実は生まれて初めて「石炭」を見て触りました。(生徒の感想より)
(九州大学のHPでも理学部訪問の様子が掲載されています。
熊本信愛女学院高校が九州大学理学部の各種展示を見学 | 九州大学 理学研究院 理学府 理学部 (kyushu-u.ac.jp))
フーコの振子
日本で一番大きいフーコの振子を見学しました。地球の自転について学びました。
中央図書館では、図書館職員の方が1階から4階までのフロアの説明をしてくださいました。生徒たちは、大学の図書館の規模の大きさや、蔵書数の多さに驚いていました。中央図書館の本をすべて積み重ねたら、宇宙に達するそうです。
階によってイメージカラーやテーマが異なっており、上の階に行くにつれてアクティブになるように、学生のことを考えて設計されている美しい図書館でした。
先輩の話を聞こう 文学部国際コース1年
3月に卒業した先輩が、生徒たちのために、高校生活や大学の研究についての話をしてくれました。高校3年間、勉強と部活を両立したことや、問題意識を持って勉強したことなど、そしてその3年間の取り組みが、今、大学での研究の基盤になっているという話に、みんな真剣にメモをとっていました。
今回の九州大学訪問は、生徒たちにとって大きな刺激になったようです。学習に対するモチベーションがあがり、自分と向き合い、真剣に進路を考えるよい機会となりました。
大学関係者の皆様、お忙しい中ご協力くださり、ありがとうございました。