本日、情報ビジネス科のコース朝礼を行いました。

コース長からは、まず自分から挨拶ができる人間になってほしいというご指摘がありました。人から信頼される人間になるために努力してゆく、その第一歩として挨拶を欠かさないなどの日々の心がけがあるということです。

その努力していくことに関して、このようなお話をされました。アメリカの大学で、次のうち一番嫌な選択肢はどれかというアンケートをとられたそうです。

1、10cmの芋虫を生きたまま食べなければならない。

2、足の小指を切断しなければならない。

3、一生田舎の農場で農夫として暮らさなければならない。

本校生の選択はほぼ三分の一ずつに分かれましたが、アメリカの大学では3を選んだ人が最も多かったそうです。一生という間の自由が束縛され、職業の選択肢も限定されているのが最も苦痛ということでしょう。

対して、1と2は短い間の苦痛、目の前の苦痛を象徴していますが、3のように一生を左右するまではなくとも、長期間に亘るような苦痛に直面することもあり得ます。そのことへの対処法として、コース長は玄田有史氏の講演会での言葉を引かれました。それは、大きな壁にぶつかった時は、壁の前でただウロウロするとよい、という言葉でした。壁、すなわち苦痛・困難を目の前で受け止めようとする、本当にそれが超えることのできない困難なのかを考え続ける。このように困難とは努力する上で付き合っていかなければならないものだということでした。目の前の困難の中には、それをしないと次が始まらない、あるいは長く付き合わなければならないこともあります。1学期の残りの時間で、自分が目の前の困難からただ逃げようとばかりしていないかを振り返り、本当に今の状態でいいのかを反省して、努力につなげていってほしいと思いました。